11日に「打楽器の世界」公演、ゲストにボブ・ベッカーさん
update 2007/9/3 11:16
地元の打楽器奏者が毎年開く演奏会「打楽器の世界」が来年10回目を迎えるのを記念し、世界的打楽器奏者で知られるボブ・ベッカーさんをゲストに招いた記念公演「ボブ・ベッカーと仲間たち in HAKODATE」(「打楽器の世界」実行委員会、市文化・スポーツ振興財団主催)が11日午後7時から市芸術ホールで開かれる。ベッカーさんの来函は初めて。出演する函館のマリンバ奏者市川須磨子さんは「打楽器の神髄を楽しめる。耳をすませて聞いてほしい」と来場を呼びかけている。
打楽器の世界は、裏方的な音色となっている打楽器にスポットライトを当てようと1999年から毎年開催。来年迎える節目に、世界的演奏家を招いた記念公演を開くことになった。
ベッカーさんは、米国の音楽学校で打楽器と作曲を学び、ガーナやインドなど世界各国を訪れ民族音楽を研究してきた。カナダを中心に活躍する世界的打楽器合奏団「ネクサス」の創立メンバー。今回は、全国8カ所で開かれるツアーで来日。同ツアーには市川さんほか4人の日本人も参加しており、市川さんの願いで函館公演が実現した。
コンサートでベッカーさんは、シロフォン(木琴)で、ラグタイム音楽をソロで演奏するほか、さまざまな民族楽器を奏でる。市川さんは「時代と民族を超えた音楽が会場に響く。自然体で軽やかな音色を楽しんでほしい」と話す。
また、全国ツアーのメンバーや、打楽器の世界に参加している14人とも共演、全曲にベッカーさんが登場する予定。打楽器の世界のメンバーの木村峻さん(19)は「共演できることは光栄。恥ずかしくないように頑張り、演奏を楽しみたい」と話している。
入場料は一般2500円(当日2700円)、高校生以下1200円(同1500円)。市芸術ホールのほか、市内の松柏堂プレイガイド、七飯町文化センター、北斗市総合文化センターなどで発売中。問い合わせは市芸術ホールTEL0138・55・3521。
提供 - 函館新聞社
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