西尾氏初の移動市長室「職員の町会活動徹底」
update 2007/9/1 11:32
西尾正範函館市長の就任後、初となる移動市長室(市、市町会連合会主催)が31日夜、市椴法華総合センターで開かれた。同連合会の東部地区45町会(合併前の旧4町村)の住民が対象で、約70人が出席し、西尾市長の市政に対する考えを聴いた。
移動市長室は、市政に対する地域住民の生の声を今後の市政に反映させることを目的に、地域ごとに毎年開催している。
最初に市政報告が行われ、西尾市長は市の財政状況や人材育成を重視した施策などを説明。市民自治のまちづくりを目指し、その一環として市役所改革や行財政改革をさらに進めていく考えを示し、「町会活動に参加しない職員は昇格させないという徹底した気持ちで市役所改革を進めたい。市民に感謝される市役所を目指す」と述べた。
続いて参加者との懇談に移り、旧4町村地域を2つ程度に分け、特別職を置く地区制度の導入について、西尾市長は「人員削減で地域を枯らさないために、特別職並みの権限を持つ職員を配置し、支所機能の維持を図ることが目的。住民と話し合いながら時間をかけて取り組みたい」と述べた。
また旧戸井地区の汐首地域の風力発電の計画を実施してほしい、との要請には「自然保護団体との絡みもあるが、個人的には導入してもよいと思う」との考えを示した。このほか、老朽化した旧恵山地区の日の浜会館の建設については、「最優先でやる方向で詰めさせてほしい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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