高3集団暴行死 中学の元同級生が主導か
update 2007/8/31 11:45
函館市内の公園で同市富岡町2、私立高3年佐藤智也君(18)が中学時代の同級生ら7人に集団暴行されて死亡した事件で、逮捕された少年の1人で、別の高校に通う元同級生の少年(17)が事件の中心的な役割を果たしていたことが30日までに、函館西署の調べで分かった。同署は集団暴行の背景に佐藤君とこの少年の間の金銭をめぐるトラブルがあったとの見方を強め、動機の解明や裏付け捜査を進めている。
これまでの調べで、26日午後7時すぎ、元同級生の少年が佐藤君を捜していることを知っていたた別の少年らが、近くの公園で遊んでいた佐藤君を富岡中央公園に連れ出した。その後、同公園を訪れた元同級生の少年が佐藤君に「タイマン(1対1のけんか)をやろう」「お前もやりたいんだろ」と切り出したという。金属バットを使って佐藤君の背中などに暴行を加えた少年2人のうち1人も元同級生だった。
同署の調べに対し、逮捕された少年の1人は「(元同級生の少年が)佐藤君からお金をもらう約束をしていたが、『日にちをずらされた(先延ばしにされた)』と話していた」と供述していることが分かっている。同署は、佐藤君が元同級生らに依頼したボディーガードの「対価」との関連を含めて調べている。
富岡中央公園の近隣住民の話によると、「(26日)午後6時ごろ、公園の水飲み場辺りから『助けて、助けて』という声が聞こえた」獣忙匯zl泄。隠院法瓠◆屐悒D磧次戮箸い・爾・垢海─・找・鯣屬謀渡辰把綿鵑靴燭・・發い覆・辰拭廖畆臧悄複僑機法瓩函∋・鐡・襪僚侏荵・鮠攜世垢訐爾睚垢・譴拭・r
一方、生徒3人の逮捕者が出た高校の教頭は「3人は授業への集中力を欠くことはあったが、目立った問題行動はなかった」と話す。このうち2人は最近学校を休みがちだったいう。「命の大切さや他人を思いやる気持ちを折に触れて指導してきたが、浸透していなかった」とした上で、「加害者でも傍観者でも誰一人119番、110番通報することができなかったのか…」と無念さをにじませた。
佐藤君は小学生のころから、ほぼ毎日自宅近くの富岡児童館を訪れ、近所の小学生らとよく遊んでいた。季節の行事の準備や手伝いにも積極的で、子どもたちの面倒見が良かったという。青木靖典館長は「何であんなに優しい子が、事件に巻き込まれたのか…。人に好かれる子どもだったので想像できない。抱えていた悩みを感じ取ることができれば、こんなことにはならかったかもしれない」と肩を落としていた。
提供 - 函館新聞社
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