市教委、高3集団暴行死事件を受け緊急合同校長会議

update 2007/8/31 11:45

 「大変残忍な事件で、今まず学校がすべきことは、子どもの不安を和らげること」―。高校生らによる集団暴行事件を受けて函館市教育委員会は30日、市立の全学校長を招集して緊急合同校長会議を開いた。多賀谷智教育長は、子どもや保護者、地域住民のケアを要請した。

 日ごろから子どもが遊ぶ公園が現場となり、目撃した中学生がいたことや、中学時代からの人間関係が卒業後に影響したこと、ショックを受けた市民がいることなどから実施。市立小中高校の全78校の校長が出席した。

 多賀谷教育長は事件の概要を説明。「このように残忍な状況を聞き、被害者はどんなに耐え、無念だったかを想像すると胸が詰まる思い。わたし自身も大変ショックを受けた」と厳しい表情で語り、「子ども自身が被害者にも加害者にもならないよう、学校間や地域の連携をしっかりする必要がある」と述べた。

 市教委教育指導課の小山みゆき課長は今後の対応について(1)不振な行為を見付けたら110番するなどの具体的な指導(2)保護者や地域住民への啓発文書の配布(3)ストレスや不安を感じている人へのケア(4)事件現場への配慮(5)学校間連携―などの必要性を伝えた。さらに集団暴行の現場を見た子どもの把握や、インターネットを使った情報交換を自粛させるよう求めた。

提供 - 函館新聞社



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