生徒会中心に会議開催へ…渡島32校高校長、市教委緊急会議
update 2007/8/30 13:51
渡島教育局は29日、渡島管内の公立・私立の全32校の校長と函館市教委を招集して緊急会議を非公開で開催した。集団で暴行した加害者が所属する複数の高校の校長が、遺族や被害者が通っていた函大付属有斗高校に対して謝罪。今後の対策について意見交換し、同局の提案で9月以降、生徒会を中心にした命の大切さを確認する会議を開くことを決めた。
忠嶋隆局長は「このような痛ましい事件が発生したことは誠に残念」とし、「命を大切にする指導の充実に努めていただきたい」と述べ、各校に命の尊さを再確認する集会を開くよう要請した。
加害者所属校の校長は、事件発生からこれまでに校内で行った全校集会などの措置を報告。一部では作文指導を実施したことが伝えられた。質疑では、地域ぐるみで安全安心なまちづくりをする必要性が主張された。
会議後に有斗高の鈴木健校長は、28日正午現在で同校に約1000件もの苦情が寄せられていることを明かし、「わが校に加害者がいると誤解されている」とした。また加害者に対しては「自分が痛いと思うことは人にはしないのが痛みの分かる人間。彼らは人としての教育を受けてこなかったのではないか」と憤りをあらわにした。
提供 - 函館新聞社
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