集団暴行で高3死亡…中学同級生ら逮捕
update 2007/8/28 11:11
26日午後10時40分ごろ、函館市昭和町20の昭和公園で、同市富岡町2、函大付属有斗高3年佐藤智也君(18)が倒れているのを巡回中の男性警備員(43)が見つけ、連絡を受けた警備会社が110番通報した。佐藤君は意識不明の状態で市内の病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、27日午後零時53分、脳挫傷などで死亡した。同署は任意で事情を聴いていた佐藤君の中学時代の同級生ら7人の少年が「集団で殴った」などと犯行を認める供述をしたため同日深夜、傷害致死容疑で逮捕した。
逮捕されたのは、同市内に住む15歳から18歳の男子高校生6人と無職の少年1人。同署は犯行の動機や経緯を追及している。
同署によると、佐藤君は同公園内の木製遊具付近の遊歩道にあおむけに倒れ、右前頭部や右ひじに擦り傷、唇に打撲のあとがあった。犯行現場は同公園などとみられる。このほか衣服や靴、髪の毛がぬれていたという。発見現場から約30メートル離れた地点には水深約5センチの小さな池や休憩所があり、近くには佐藤君の家族の自転車が止めてあった。
佐藤君は同日夕、家族に「友達と会うために出掛けてくる」と言って自転車で出掛けたまま、行方が分からなくなっていた。佐藤君は発見当時、現金や財布は持っておらず、普段掛けている眼鏡は自転車の前かごに入っていた。
公園内には休憩所や木製遊具のほか、テニスコート、サッカー場などがあり、24時間出入りできるという。付近には民家が点在しているが、夜間の人通りは少ないという。公園内で犬の散歩していた近所の男性(61)は「まさかこんなところで事件が起きるとは。夜な夜な若者がたむろする姿は見たことがあるが…」と不安げな表情で話していた。
提供 - 函館新聞社
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