高野会頭が続投へ…函館商工会議所
update 2007/8/28 11:10
函館商工会議所の常議員会が27日、同会議所で開かれ、10月末で任期満了となる会頭職について、現職の高野洋蔵氏の続投を求めることに同意した。正式決定は、11月初旬に予定している臨時議員総会の場に委ねられるが、高野氏が留任に前向きな姿勢を見せていることから、選任は確実な見通し。
高野氏は、前任の会頭が体調不良などを理由に任期途中で辞したのを受け、2000年5月15日に第14代同会議所会頭に就任。会頭の任期は3年で、新たな任期は11月1日から。
ことし4月の函館市長選では、同会議所の政治団体、日本商工連盟函館地区連盟(会長・高野会頭)が推薦した現職の井上博司氏が敗北。助役を辞職して立候補し初当選した西尾正範氏が、井上氏と経済界の関係を酷評する発言があったことから、両者間の確執を懸念する声が広まり、責任問題も相まって高野氏の去就が注目されていた。
常議員会ではこのほか、同市内・近郊の優良企業から選出する3号議員候補の15社のうち、退任の申し出があった日本通運函館支店の代わりに、JR北海道函館支社を2号議員から昇格させることを決定。15年までに開業予定の北海道新幹線に向けた、地元での体制強化を図ろうとする高野氏の意向が反映された。各社は9月3日に職務代行者を届け出ることになっており、一部に世代交代の動きも見られそうだ。
2号議員35人については、6部会の会員数や選挙権などにより割当数が決められており、商業部会が今期比1人減の7人、工業部会が同1人増の9人で、そのほかの部会は今期と同数(3―7人)。1号議員は立候補制で、定数の50人を超えた場合には選挙となる。
また、11月初旬には臨時議員総会が開かれ、会頭や副会頭などが選任され、新体制がほぼ固まることになる。
3号議員候補に選ばれた企業は次の通り。(順不同)
テーオー小笠原、丸井今井函館店、日本化学飼料、函館どつく、北海道ガス函館支店、北海道電力函館支店、北海道サンアグロ、魚長食品、道水、JR北海道函館支社、ジャックス函館支店、北洋銀行函館中央支店、北海道銀行函館支店、エスイーシー、函館空港ビルデング
提供 - 函館新聞社
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