議会改革案を議論…市議会議運委
update 2007/8/28 11:09
函館市議会の議会運営委員会(能川邦夫委員長)が27日、開かれた。阿部善一議長から7月20日付で諮問のあった議会改革案について議論。阿部議長は▽議会議論の活性化と分かりやすい議会実現のための一問一答制導入▽一般質問時に、答弁のない部局理事者の本会議場への出席の必要性―の2点について、諮問理由を述べ、各委員が議論を交わした。
阿部議長は、議会を傍聴した市民から「議員の質問、理事者の答弁が分からない」「議員の追及が甘い」などの指摘があることを挙げ、「質問のあり方としての基本的指摘を受けている。言論の府として市民の負託に応えなくてはならない」とし、一問一答制の必要性を述べた。
また、本会議中は25の部局長が理事者として出席するが、第2回定例会の個人質問で、議員1人の質問に対し、答弁したのは最大で9部局。阿部議長は「本会議場への出席は市長が決めることだが、議会の効率化や業務を考えれば、質問のある部局だけの出席で良いのではないか」と述べた。
白崎憲司郎氏(新生クラブ)は「何年も前から議論されていることだが、結論を出さなくてはならない」と述べた。また、佐古一夫氏(同)は「理事者の出席は必要だが、(課長職ら随行の)お供が多すぎるのではないか」と意見を述べた。議会改革案は今後、各会派で調査研究し、引き続き議運で議論する。
このほか、議運では陳情「開かれた函館市議会のために」を継続審査とすることなどを決めた。
提供 - 函館新聞社
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