船舶や魚介類好調…7月の函館港貿易概況
update 2007/8/25 11:25
函館税関は24日、7月の函館港貿易概況を発表した。輸出は鉄鋼のくずが全減したものの、船舶や魚介類・同調製品などが好調で、前年同月比2・9%増の24億2400万円。輸入は非鉄金属鉱が全増する一方で、魚介類・同調製品や石炭などが減少し、同15・2%減の14億7100万円にとどまった。
輸出の品目別では、前年同月に4億7000万円あった鉄鋼のくずが全減。しかし、パナマや中国向けの貨物船2隻のあった船舶が同21・3%増の22億5100万円、ニシンやタラなどの魚介類・同調製品が同41・8%増の2700万円に上り、全体では2カ月連続のプラスとなった。
輸入は、アルミニウム鉱などの非鉄金属鉱が全増となる8700万円。一方で、サケ・マスやイカなどの魚介類・同調製品が同17・8%減の10億4300万円、石炭が同27・3%減の2億9500万円と低迷し、全体では5カ月ぶりのマイナスとなった。
また、道内の貿易概況は、輸出が同15・2%増の304億1400万円と8カ月連続の増加。貨物船など7隻の船舶が前年同月の3・9倍に相当する72億6000万円、建設用重機などの一般機械が同24・8%増の58億1600万円、印刷や新聞用などの紙・板紙が同66・5%の16億6500万円などと、大きな伸びを見せた。
輸入は、農業用機械などの一般機械が同3・5%減の22億6600万円、魚介類・同調製品が同8・7%減の92億9800万円と低迷。しかし、原・粗油が同5・5%増の456億6100万円、ウッドチップが同87・1%増の28億100万円、石炭が同28・5%増の53億5100万円となるなどし、全体では同8・8%増の970億4600万円で、4カ月ぶりに好転した。
提供 - 函館新聞社
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