空ビル社長に木村氏就任…泉氏は会長に
update 2007/8/24 14:10
函館市や経済界が出資する第三セクターの函館空港ビルデングは23日、函館市内のホテルで取締役会を開き、同日付で泉清治代表取締役社長(75)が退任し、後任に木村孝男専務(66)を昇格させる人事を決めた。泉氏は代表権を持たない取締役会長に就任した。木村氏は元函館市助役で、市や市議会をはじめ経済界にも豊富な人脈を持つ。
就任した木村氏は「泉社長の実績を引き継ぎ、揺るぎない経営基盤を確立し、函館市をはじめ関係機関と力を合わせ、観光振興や定期航空路線の開設、チャーター便増大などに尽力したい」と話している。
同社は自治体や航空会社、経済界が出資して、1970年に設立。筆頭株主は函館市で、市出身の社長は矢野康氏(就任期間83年8月―87年8月)に続き2人目。
木村氏は市の収入役と助役を各1期務め、助役時代に空ビルの非常勤取締役にも就任。昨年3月に助役を退任し、同5月に空ビル常勤取締役から専務に昇格した。
泉氏は97年8月、生え抜き社員として初の社長に就いた。在任中に約90億円をかけて国内線旅客ターミナルビルの増改築を行い、2005年12月に全面オープンした。01年11月から函館商工会議所副会頭。
また、新任の非常勤取締役として市の谷沢広副市長ら3人が就任した。
取締役会に先立ち定時株主総会を開き、昨年度の事業や収支決算を報告、承認された。07年5月期決算の純利益は3億8300万円で、前期の2・8倍となった。
提供 - 函館新聞社
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