後志利別川が全国1位…一級河川水質ランキング

update 2007/8/24 14:10

 国土交通省の一級河川の水質ランキングで、桧山管内のせたな、今金両町を流れる後志利別川(しりべしとしべつがわ、全長80キロ)が、道内の他の3河川とともに全国1位に輝いた。同河川の「清流日本一」は2年連続10回目。同省が別の調査基準で判断する、人との親水性や豊かな生態系についての調査でも高いランクを獲得した。

 水質ランキングは同省が全国166河川を対象に実施。水中有機物をバクテリアが分解するのに必要な酸素量であるBOD(生物化学的酸素要求量)の昨年1年間の測定平均値を比較して決定。BODは1リットル当たり1ミリグラム以下だと、一般に人的汚染のない河川とされる。

 後志利別川のBODは、測定した住吉(今金町)、今金橋(同)、兜野橋(せたな町)の3地点の平均値が1リットル当たり0・5ミリグラム。100ミリリットル中の糞(ふん)便性大腸菌群数の数も、全地点で、海水浴場の判定基準では「適」となる1000個未満だった。

 また、流域3地点で実施した、水のにおいや川底の感触などで人との親水性を判断する調査では、2地点で4段階中最高位のAランク、1地点で2番目のBランクだった。水生生物の生息状況で判断する調査では、3地点とも「生物の生息・生育・繁殖環境として非常に良好」とする最高位のAランクを達成した。

 同ランキングは1987年から実施。後志利別川のほか、後志管内の尻別川、日高管内の鵡川と沙流川が並んで1位だった。

提供 - 函館新聞社



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