自動車税長期滞納者には車止め…渡島支庁

update 2007/8/23 12:12

 渡島支庁は本年度から、自動車税の長期滞納者に対して、自動車自体を差し押さえインターネット(IN)公売する徴収対策を進めている。同支庁職員が滞納者方を訪れ、納税の見込みがない場合は、車止めで自動車そのものを差し押さえる。現在のところ、実際に自動車を差し押さえてはいないが、滞納者から納税誓約を取り付けるなどの効果を得られたといい「納税の公平性を保つため、今後も続けていく」(納税課)としている。

 同支庁が預金や給与などを差し押さえた、管内の自動車税滞納者は、昨年度315件に達し、本年度も21日現在で134件にのぼる。しかし、勤務先が不明な場合も多いため、悪質な滞納者への徴収対策の一環として、全道で一斉に、自動車そのものの差し押さえに乗り出した。

 対象は、2年分以上の自動車税滞納者で、本人名義で換価価値のある自動車の所有者。管内では27個人・法人だった。7月23日に、支庁長名で同30日までを指定期日とする差押予告を送達。文書には車止めの写真も載せ、郵送ではなく職員が直接配るなど徹底した。

 今月20日からは、それでも納税に応じなかった函館、北斗両市内の12人に、同課職員が車止めを持参して自宅などを訪問。所在不明と外出などで未折衝の2人を除く10人と文書の「納税誓約」を交わした。まだ車止めは使っていないが、今後も警察官らの立ち会いによる強制的な捜索なども辞さないという。

 “実力行使”に対する滞納者の反応はさまざまという。同課は「滞納対策の方策の1つであり、ちゃんと納付してほしい」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社



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