昭和営業所の土地 借用へ…函館バス
update 2007/8/21 11:38
函館バスが函館市から無償貸与されている昭和営業所(昭和1)の土地を契約終了後も賃貸での借用を申し出ていることに対し、市は申し出を受け入れ、同社と細部を協議する方針を固めた。22日に開かれる市議会総務常任委員会の委員協議会に諮る。
昭和営業所は市交通局の資産だったが、2002年4月、市と同社の乗り合いバス事業を一元化して同社に移管したことを受け、市が土地を購入。同社を支援するため市は12年3月までの10年間、無償で貸し付けることにした。同社は、移管まで使用していた旧昭和ターミナル(美原3)から、施設が充実している昭和営業所に営業所を移転した。
同社は、旧昭和ターミナル跡地に家電量販店や飲食店、カラオケボックスの複合施設を建設する計画を進めるなど、バス事業の収入を補うため不動産事業での増収に取り組んでいる。
7月30日の市生活交通協議会(会長・工藤寿樹副市長)の会合で、貸し付けにおおむね理解が示されたことが、市の判断材料の一つとなった。
市は(1)昭和営業所用地は各種計画で他の用途に利用する計画がない(2)函館バスが不動産事業で収益向上を図ることは乗り合いバス事業の安定的運営や市民の足の確保につながる―とし、申し入れを受け入れる方針を固めた。
貸付料は、市財産条例に基づいた額を基本とし、今後、同社と具体的に協議する考え。
提供 - 函館新聞社
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