市環境部、燃やせないごみの指導強化始まる

update 2007/8/17 09:52

 燃やせないごみの分別を徹底させようと、函館市環境部は16日、アパートやマンションなど市内の集合住宅で分別指導をスタートさせた。全市的な指導は今回が初めてで、約7300棟が対象。分別が不十分な袋は回収せず、警告シールを張って住民に出し直しを促す。10月10日まで行う。

 市は2005年4月から、繊維類や50センチ未満のプラスチック製品、皮革、ゴム類を「燃やせないごみ」から「燃やせるごみ」に変更。2年以上が経過し、おおむね定着してきた。しかし、空き缶やペットボトル、衣類などが燃やせないごみに混入するなど、誤った分別も根強く存在するため指導強化に踏み切った。

 同部はこれまでにちらしを配布して事前周知を図ったほか、集合住宅の管理責任者や仲介業を行っている不動産業者にも協力を求めた。

 この日は収集日となっている石川町や亀田港町、昭和町など約680世帯の集合住宅を対象に清掃指導員が分別状況を点検。別種類のごみが混入している袋には警告シールを張り、集合住宅の全世帯に「指導ちらし」を配った。同部リサイクル推進課は「燃やせないごみの正しい分別方法を理解してもらい100%定着するよう指導していく」と話している。

提供 - 函館新聞社



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