ヨーグルト新商品開発…函館酪農公社
update 2007/8/16 13:30
乳製品製造、販売の函館酪農公社(柴田満雄社長)が、経済産業省の「地域新生コンソーシアム研究開発事業」に採択された。大学や民間企業などと連携して、農作物をペースト状に加工した「ネピュレ」に植物性乳酸菌を加えたヨーグルトを開発するもので、ことし10月をめどに商品化にこぎ着けたい考えだ。
同事業は、製品やサービスの研究開発に取り組む産学官の研究共同体に対し、同省が研究開発を委託するもの。本年度は、15件の応募があり、同社を含む4件を採択した。委託費の総額は、約2億9000万円。
同社では2年ほど前から、ネピュレの商品開発を手掛けており、ことし5月から移動販売車で、オレンジとキャロットを組み合わせたネピュレヨーグルトを試験的に販売。消費者の声を募りながら、本格的な流通に向けて試行錯誤を続けている。
事業に研究機関として参画するのは、北大や札幌医大、札幌の免疫細胞加工技術開発ベンチャー企業、医療と観光を結びつける事業を展開するNPO法人(特定非営利活動法人)、東京の食品開発コンサルティング会社の5機関。
新商品は、函館酪農公社の人気商品のひとつ「のむYogurt(よーぐると)」を改良し、道内産の玉ネギと、免疫活性力が強いとされる植物性乳酸菌を加える。アレルギーや生活習慣病を改善する効果が期待され、10月の商品化を目指して、含有量の調整や、食材を長期的に保存できる設備の構築をすすめる。
柴田社長は「自然のものをいかにおいしく提供できるかに重点を置いて、消費者の喜んでもらえる商品にしていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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