函館市教委、中学生対象に学力検査
update 2007/8/14 10:36
函館市教委は、中学生を対象とした標準学力検査(CRT)を本年度初めて実施する。6月の補正予算で基礎学力向上推進費として約208万円を計上。本年度は1学年だけで実施し、英語、数学、国語の3科目を予定している。実施時期などについては、これから学校側と協議しながら決めていく。
CRTは、業者が公刊するペーパーテスト。出題内容や採点方法、判定が明確な基準に基づいて決められていて、客観的なデータを把握することが可能。
市では、児童の学力把握と基礎学力の向上を目指し、2003年度から小学5年生を対象に国語と算数で検査を行っている。これまでに毎年度1回ずつの計4回実施し、検査の次年度に、教職員や市教委でつくる「確かな学力」向上のためのプロジェクト推進委員会を発足させ、検査結果を分析。学習到達度など市全体の傾向をまとめ各校に報告するとともに、教科指導や授業の改善に生かしている。
中学生の検査も同様に行う方針で、市立校28校が対象となる。
小学校では検査と合わせて学習意識も調査していて、中学校でも実施するかどうか検討する。
市教委教育指導課は「小中学校を通しての学力状況の把握に努め、きめ細かな学習指導、精度の高い取り組みにつなげたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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