戸井まぐろフェスタ/解体ショーに歓声

update 2007/8/14 10:35

 戸井まぐろフェスタ(戸井漁協主催)が12日、函館市釜谷町の釜谷漁港で開かれた。全国に誇る「戸井マグロ」の味を市民に楽しんでもらおうと2年ぶりの開催。約150―200キロのクロマグロ(ホンマグロ)7匹を用意し、100c当たり大トロが1100円、中トロが900円など、格安で販売した。このうち1匹は会場で解体し、マグロが豪快にさばかれていく姿に歓声が上がった。

 7月中旬から始まった戸井のマグロ船団による今季の漁は順調で、連日15―20匹が水揚げされるなど、最盛期を迎えている。同フェスタには、午前7時台から来場する市民もいるなど、1500枚の整理券は瞬く間に配布を完了した。

 マグロの解体ショーでは、マルスイ札幌中央水産から招いた三浦昭則さんが、刃渡り36aもある大型の包丁を使い、力強く身をさばいた。見守った市民からは、赤々とした身があらわになると「おおー」と歓声が上がり、三浦さんの手さばきに「大将、格好いい」などとかけ声が飛んだ。

 ショー終了後は、早速即売会を開始。同漁協の森祐組合長は「世界一のマグロと称して頑張っていきたい。皆さんの口から、戸井のマグロは素晴らしいと宣伝してほしい」とあいさつした。

 同市神山の主婦(60)は「戸井のマグロは食べたことがない。一日置いた方がおいしいと言われましたが、早速、刺し身でいただきます」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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