#001 まずはごあいさつ。
東京から家族とともに引っ越してきて5年。ハコダテに暮らしながら、全国さまざまな場所に出掛けて仕事をするという日々が続いている(実はこの原稿を書いているのも、東京のとあるカフェの店内)。そんな往復運動をしていると、<地元>のダメなところ、愛すべきところがよく見えてきた感じがする。
僕の仕事は「情報デザイン」というのがテーマなのだが、この考え方や方法を使うと、このマチはもうちょっと面白くできるんじゃないか、とも考えている。
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都内の某カフェにて。キャラメルマキアートを飲みながら、無線LANに繋いで仕事中の図。 |
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そんなわけで、最近仲間たち(たとえば、このサイトを運営しているディッシュグラッフィクスもその一員)と一緒に「ハコダテ・スローマップ」という新しい地図をつくるプロジェクトを始めた(http://www.slowmap.org/)。自分たちの住んでいる函館の隠れた魅力を「スロー」という言葉で表わしてみて、そこから浮かび上がってくる情報をデザインしてみよう、というものだ。
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12/13は、スローマップの第2回ワークショップ。マップ制作の方向性固めました。 |
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で、このコラムでは、函館というマチのことや自分自身の日々の暮らしや仕事のことを、情報デザインという切り口から、思うがままに書き連ねていくことにしたい。だから「情報デザイン考現学」というワケ。ちなみに、なぜ「バージョン2.0」なのかというと、実は今年前半まで某雑誌で同じ題名の連載をしていたので、それを受け継いだ格好になっているからだ。
これからなるべく毎週ペースで更新していく予定です。どうぞ、よろしくご愛顧のほどを。
update 2002/12/1015:26