自分的評価★★★★
アニメとは言え、古典的な男の話だ。宮崎駿といえば「風の谷のナウシカ」「ルパン三世 カリオストロの城」「千と千尋の神隠し」など、アニメーション映画にして国民的人気を得た名作を次々と制作する、世界的に有名な監督だ。そんな宮崎作品である紅の豚は、空を舞台に主人公である豚が活躍する、空飛ぶ豚の物語だ。
ストーリー展開はベーシックで、幸せな気分で見終わることができる。宮崎作品独特の空の浮遊感が見ていて気持ちよく、加藤登紀子や森山周一郎など豪華俳優陣、加藤登紀子の主題歌で、映画の雰囲気はさながら「明るいJAZZ」といった感じ。
かまえず、気軽に楽しめる作品というところがマル。わ
ざとらしさギリギリのクサさシブさもマル。
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自分的評価★★★
この作品がジブリデビューです、わたし。…なので、総体的には語れないのですが。『紅の豚』は、主人公がなぜか豚だという以外はとてもシンプルな話。ジブリ系は、どちらかと言うと子供たちへ向けた世界を表現したものだと思っていたけどそうではないのね、きっと。『紅の豚』はどういう位置づけなのでしょう。・・・と思いつつもこの映画に感じたことは、「正しい」とか「勇気」の描き方が清清しいということかなあ。いろんなことが複雑なことになりがちな世の中だけど、答えは単純なこと、って教えてくれるような。よく出来た絵本は、大人も子供も関係なく、感じ入るというのに似ているかも。そして、この『紅の豚』は音楽の趣味もよかった。でも、わたしの場合、アニメーションというだけで、その世界観にハマるまで15分ぐらいかかるから、映画としての評価は↑で。 |
自分的評価★★★★
おお、豚だ。豚が空を飛んでいる。しかも、モテてる。がーん。序盤では豚の魅力がわかっていなかったので、豚のこれでもか!というモテっぷりが軽くショックでした、本当に。ところが、物語が終わる頃にはわたしもとっぷりと豚の魅力にまいっていました。豚って、オトコの中のオトコ!!ですよね。豚の魅力はココね、うん。空中戦の後の殴り合いで顔を腫らして「なぁに、これくらい軽いものよ。」とニヤリと口を曲げて微笑む豚。ヒット!ヒット!ヒット!ですよ、私的に。ところで、宮崎監督の映画に出てくるヒロインたちは性格が基本的に似ていますが、監督の理想像を反映しているのでしょうか。ちょっとゲンナリ。しかし、ヨーロッパの街並みや海や空の描写はとても美しいし、豚はカッコイイし、些細なゲンナリ感はあるにしろ、なかなか楽しめる作品でした。 |