ハコダテライフ 映画三昧



ボーン・アイデンティティ
製作 2002年/米
監督 ダグ・リーマン
出演 マット・デイモン フランカ・ポテンテ クライヴ・オーウェン クリス・クーパー
関連サイト http://festa.biglobe.ne.jp/bourne/
■ストーリー
沖合で漁船に発見された主人公には記憶がなかった。あったのは銃に打たれた背中の傷、銀行口座、戦う能力。記憶を失った男が記憶を取り戻す旅を続けるうちに、自分の正体ともに、隠された巨大な陰謀までが明らかになっていくという本格スパイアクションサスペンス。今や実力派俳優とまで言われるマット・デイモンが主演。 「狙撃者/ボーン・アイデンティティ」として1988年アメリカでTV映画化されており、今回は原作から登場人物設定などがリニューアルされた。

勝手に映画評
masta minato yossy
自分的評価★★★
ヨーロッパロケが多い分歴史ある町並みが多く登場するし、これでもか的な派手な爆発シーンなどもなく、他のメジャー系映画とは一線を画している点で個人的に好感を持てる。マット・デイモンもなかなか。こんな雰囲気の映画があったような気がするなぁ。う〜ん、思い出せない。ただ、最後まで緊張感を持って見ることができなかったのが残念。文句をつけるとすれば、本人の正体が明らかになるのをもう少し後にして一気に盛り上げてほしかった気がすることと、ラブシーンとその前後が中途半端だったところ。気持ちの繋がりがイマイチわかりにくい。総じて、どうも主人公の気持ちに共感できないんだよなぁ。う〜ん、好きな雰囲気の映画なんだけど3つで。

自分的評価★★★★
ひさしぶりにぐいぐいと観入ってしまった。マット・デイモン、いいですね〜。肉体そして精神も完璧に訓練された人間という強さと、「記憶を失っている」という弱さをかなり上手く演じていた。ストーリーはアメリカ的なんだけど、舞台はヨーロッパ。スイスやハンブルグ、パリ、バルセロナ…と移り変わるシーンが映画に深みを持たせ、見応えのあるものにしていると思う。ボロボロのミニ・クーパーにカーアクションさせたのも洒落てるし、男が女の髪を洗っているシーンも、ありがちなベットシーンよりも二人の関係性を描くという点で見事な演出。もいっかい、観ようっと。

自分的評価★★
マッドのアクションとカーチェイスがかっこいい映画。いろいろなポイントに、かっこよさや美しい映像がちりばめられていて退屈はしなかった。作中で何度か、マッドは刺客と戦うのだけど、そのいずれもマッドが圧倒的に強くてちょっと残念。少しくらいは、ピンチになったほうがリアリティーが増すと想うのだけど。また、何度も登場する「踏み石(トレッド・ストーン)作戦」や、最初のマッドのミッションの理由などストーリーの軸に関わるようなことが明らかにされない事が多く疑問が残る。それと、ラブ・シーンは余分な気がする。全体的に、なんとなく消化不良。


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