ハコダテライフ のんびりとした雰囲気がただよう町「八幡町」


のんびりとした雰囲気がただよう町「八幡町」
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「ね〜ちゃん、何を撮ってるんだぁ?」と、撮影中に声をかけられること数度。そりゃ、普通は気になりますよね。観光スポットというわけでもない、その町で生活している人にとっては日常にありふれた光景をパシャパシャと写真に取っている人がいたら。でも、見知らぬ人に気軽に声をかけるってことは、最近の世の中じゃなかなか少なくなってきているのが現実では?それでも、函館はバスを待っていたりする時になんとなく隣に立っている人と会話が生まれやすい雰囲気がまだ残っている土地だとは思いますけどね。八幡町には、大きなスーパーもデパートも、繁華街もない。目立って大きな建物といえば、亀田八幡宮と学校と公園。昼間に八幡町を歩いているのは余生を楽しんでいると思われる年配の方や、学生、子供たちが多い。シゴト、シゴトであわただしい世間の昼間の生活時間とは一線を画したゆったりめの生活時間がこの町の空気感を醸し出している感じ。それだからこそ、自然と見知らぬ人にも話しかけるような心の余裕みたいなものが、うまれてくるのかなぁーなんて感じました。取材した日は晴れていたとはいえ、雪がビッシリ積もった寒い冬だけれど、町をぶらぶら歩いてみたらのんびりした、あったかーいキモチになりましたよ。のんびり住むのにゃ、もってこいのまちだなぁ。/記・まちブラリ取材班

まちブラリ

やはり八幡町といえば、はずせないのが亀田八幡宮こと、通称亀八。市内で最も古い木造建築だそう。取材日は、初詣シーズンからも、どんど焼きシーズンも一段落していた時期だったけれど、散歩ついでに寄る年配のご夫婦や、若いカップル、それから子供達など、結構な人数が境内に。ご近所の散歩スポットなのかしら。そうそう、亀八には明治時代の箱館戦争時についた銃弾の痕があるそう。探してみては?

北海道教育大学函館校。正門からのぞいてみると、白樺の木がすらっ。正門の前に立つととっても真面目〜な雰囲気をビンビン感じます。で、中に潜入しようとしていたら、「関係者以外の構内通り抜けを禁止する」の看板が。残念っ!
この界隈を歩いているといつもいつも視界に飛び込んでくるNTTの鉄塔。住宅街が多い町をぶらぶら散歩する時に、ともすれば迷子になりがちなのだけど、この鉄塔が目印になって、方向の把握がラクチン。道によく迷う人にはありがたい。
この道を歩き続けると八幡小学校の正門にたどり着くのだけど、すごく幅広。小学生がいくら横並びに歩いたら、右端の子から左端の子には絶対に話し声が届かないくらい広い。こりゃーおしゃべり好きな子供達もちゃんと縦に整列するきゃないですね。危険な横並び防止の通学仕様なんでしょーか?
教育大がすぐそばにあるからなのか、下宿が多い印象。というか、下宿屋さんの看板がよく目に付きます。もちろん、アパートも多いのだけど、他の大学生が住む地域に比べるとアパートよりも下宿が目に付くような感じ。なんか、学生街って感じですね〜。
木造建築の家が目立つ。この木造建築の多さが、八幡町特有の歴史の古さと、おちついた雰囲気を醸し出しているのかもしれませんね。きっと住んでいる方の手入れが行き届いているから、長持ちなんでしょうね〜。
まち歴史
昭和6年に、亀田村だった村内、田家、八幡社後手の各一部を合わせて新設された町。察する通り、亀田八幡宮にちなんで町名がつけられた。近隣の白鳥町、田家町、大川町のほとんどが農家だった昭和の初め頃、八幡町の表通りは、商店が多くある賑やかな地区であり、勤め人の住む人家が多かった。――参考資料:『新編 函館町物語』(幻洋社)
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