17年公示地価 渡島26年連続下落、函館2地点で上昇

update 2017/3/22 08:06


 国土交通省は21日、2017年公示地価(1月1日現在)を発表した。渡島管内では全用途の1平方メートル当たりの平均価格は3万9400円で、前年からの平均変動率はマイナス1・1%で26年連続の下落。渡島の地価トップは17年連続で函館市本町32の13の「ピア21」(商業地)で、昨年と同額の19万4000円。桧山管内の平均地価は1万5700円、平均変動率はマイナス4・4%で17年連続で下落した。

 渡島85地点、桧山9地点で調査した。渡島では昨年は上昇地点がなかったが、今年は函館市内の商業地2地点(若松町20の59、大手町6の8)で上昇した。このほか16点で横ばい、その他の地点は下落、桧山は今年の選定替地域である1地点を除き全地点で昨年より下落した。

 渡島の住宅地平均価格は2万9800円、平均変動率はマイナス1・1%と18年連続の下落。商業地は5万8500円、マイナス1・0%で25年連続の下落となった。横ばいは、住宅地で昨年より2地点多い12地点、商業地で1地点少ない4地点となった。

 函館市では、住宅地、商業地ともに下落傾向が続くものの、函館駅周辺の2地点で上昇したほか、住宅地では横ばいが10地点に増加し、全体としての下落幅は減少した。函館市の住宅地平均は4万円でマイナス0・6%。商業地平均は6万7200円、マイナス0・3%となった。

 地価1位となった本町32の13(ピア21)は4年連続で同額。2位でJR函館駅前・大門地区にある若松町20の59は昨年より2・5%上昇し、12万5000円となった。

 桧山の住宅地平均価格は1万3500円、マイナス4・2%と16年連続の下落。商業地は2万700円、マイナス3・3%と17年連続で下落。桧山の地価トップは、江差町新地町50の1内で2万9200円、マイナス5・2%だった。桧山は人口減少により、住宅地、商業地とも需要が低迷している。

 調査対象は、渡島が函館、北斗、福島、木古内、七飯、森、八雲、長万部の2市6町で住宅地54地点、商業地29地点、工業地2地点。桧山が江差、今金、せたなの3町で住宅地6地点、商業地3地点が選定されている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです