無料歯周病検診の利用低調 定期検査へのきっかけづくりに

update 2016/2/9 10:19


 40、50歳の働き世代を対象とした、函館市の無料歯周病検診の利用が伸び悩んでいる。昨年12月末現在で受診した人数は69人で、年度内見込みの900人には届かなそうだ。期限まで2カ月を切ったが、市は定期的に検診を受けるきっかけづくりとして多くの利用を呼び掛けている。

 歯周病の重症化が表れやすい40、50歳の予防意識醸成を目的に昨年10月に開始。希望者に市内69の歯科医院で検診を受けられる無料受診券を配布し、歯茎の健康状態や虫歯、歯石の有無などを調べる。市が平日の午前から夕方に実施している成人歯科検診(40歳以上対象)に加え、土曜日や平日の夜間でも受診できる機会が増えた。

 8日現在の受診券申し込み人数は62人で、市は昨年11月初め、今年1〜3月に41、51歳の誕生日を迎える約1700人に受診券を送付。その結果69人の受診につながったが、受診券が手元にありながら利用していない市民が多いのが現状だ。

 市健康増進課によると、検診を受けた69人のうち、75・4%に当たる52人が「要精密検査」と診断された。歯周病は痛みを感じないまま症状が悪化するといわれ「早期に異常を見つけ、良い状態を維持することが重要。自分の歯磨きだけでは汚れを完璧に落とすのは難しいので、ぜひこの機会に利用してほしい」(同課)としている。

 実施期間は3月31日までだが、期間中に41、51歳になる人は誕生日の前日までに受診する。問い合わせ、申し込みは同課(TEL0138・32・1545)へ。

提供 - 函館新聞社

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