青函DCへ課題共有 道南連絡会議
update 2015/10/10 10:11
北海道新幹線開業後の来年夏に展開する大型観光企画「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、7月に国内外の旅行関係者を招いて行われた全国宣伝販売促進会議のアンケート結果が9日、公表された。見学コースの商品化について高い評価を得た半面、観光素材を観光客にどう体感させるかなどの課題が浮き彫りとなった。
DC推進事務局の青森県観光連盟や渡島・桧山管内の自治体の関係者ら約30人が出席し、渡島合同庁舎で開かれた第5回道南地域連絡会議で報告された。
青函圏の観光素材をPRした同促進会議には、旅行エージェントなど約1000人が参加。このうち約250人が、9つのコースに分かれ、観光スポットを巡るエクスカーション(視察旅行)を行った。
アンケートでは参加者の9割以上が「良かった」と回答。北斗市のトラピスト修道院などについて「普段見られないものを見学できるコースは商品化の可能性が高い」とした。
一方で、観光客の受け入れに当たっては「観光資源の発掘・磨きあげ」が必要だという意見も。同連盟の森庸宏主幹は「観光素材の情報はだいぶ整理されてきたが、その素材を観光客にどのように体感してもらうのか、もっと対応策を考える必要がある」と指摘した。
このほか、屋外で実施する体験メニューについて、雨天時の代替案の作成や、専用ホームページを使って青函圏のイベント情報を発信することなどを確認した。
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