来夢が新函館北斗駅前にレストラン
update 2015/7/22 10:22
【北斗】函館市で高齢者や児童、障害者福祉事業を手掛ける「来夢(らいむ)」(宝来町、大和京子社長)は21日、北斗市市渡の北海道新幹線新函館北斗駅前商業地(第3街区)に、ファームレストランと隣接農地に体験型観光農園を開設することを明らかにした。新駅の利用者をターゲットに、地元産の新鮮な野菜を使ったランチを提供。障害者や高齢者の就労支援の場と位置付け、来年2月プレオープン、開業日の営業開始を目指す。
駅前開発でレストランの開業を表明したのは同社が初めて。レストランは「夢しるべ」と名付け、木造一部2階建て延べ約264平方b。敷地約806平方bを賃借し、道南スギを使った古民家風の造りとする。10月に着工予定。地元産や農園で採れた減農薬の野菜・果実を調理して出す。ランチの提供は午前11時〜午後3時とし、それ以外の時間を含む午前8時〜午後5時はカフェとして営業する。
1階45席、2階16席の計61席を備え、年間売り上げ目標は1200万円。
農園は1・65fを賃借し、露地栽培のほか、養液栽培方式のハウス4棟も整備。通年で葉物野菜などを栽培する計画で、農業のプロをスタッフとして雇用したという。
投資額は約1億円。レストランは、北斗市の新幹線新駅企業立地助成制度などを活用する。就労支援事業の一つ「就労継続支援A型」として障害者20人を受け入れ、安心して就労できる場を提供する。
大和社長は「新幹線開業に合わせ、新たな福祉の仕組みを発信できる場所にしたい。北斗市出身なので、地元に貢献したいという思いも強い」と話す。
同社は2007年創業、函館で学童保育所やデイサービスセンター、グループホームなどを運営、年商2億円。
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