函館、弘前 互いに観光情報発信

update 2015/4/24 10:19


 来年3月の北海道新幹線開業をきっかけとして地域間の交流を活発化させようと、函館市と弘前市が互いに相手の地域の観光情報を発信する「青函連携」が盛んに行われている。函館タクシーは車内で弘前のサクラを紹介するパンフレットを設置。弘前観光コンベンション協会は発行したまち歩きガイドマップで函館特集にページを割いた。「新幹線開業で互いに行き来が増えれば」とそれぞれ話している。

 函館タクシー(函館市日乃出町、岩塚晃一社長)は23日から、タクシー90台の車内に弘前のサクラを紹介するパンフレットの設置を始めた。岩塚社長の発案で、今年で3年目。同社は「乗客に好評で、毎年楽しみにしている人が多い」と話す。

 ほかに10年計画で修理が行われている弘前城本丸の石垣修理についてのパンフレットも置き、弘前に関心を持ってもらう工夫もした。昨年から弘前市のタクシー会社、北星交通も取り組みに協力し、函館の観光パンフレットを車内に設置した。同社は「互いにPRしあうことで、観光に行く人、来る人が増えてほしい」とする。

 来年7〜9月にJRグループの大型観光キャンペーン「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」が行われるのにさきがけて、今年7〜9月にはプレキャンペーンがあることから、両社はその時期にも同様の連携企画を行うという。

 一方、弘前観光コンベンション協会は14日に発行したまち歩きガイドブックで函館のまち歩きにスポットを当てた。両市の路地裏や夜の横丁、雑貨店、喫茶店などを対比させる形で掲載し、それぞれの魅力を伝えるようにした。

 弘前の観光ガイドブックだが、函館を一緒に特集するのは昨年に続いてのこと。同協会は「弘前と函館はすでに同じ観光圏であり、函館を訪れた人にも弘前をPRできれば」とする。

 また、昨年からは函館市内の有名書店での販売も始めた。「新幹線開業で相互の行き来はより活発になる。函館市民にも弘前のことを知ってもらうきっかけにしたい」とする。B5判変形。80n。1部300円。問い合わせは同協会(0172・35・3131)へ。

提供 - 函館新聞社

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