来年3月閉校 戸井高が課題研究中間発表

update 2014/10/24 10:09


 戸井高校(小松将人校長、生徒17人)は来年3月の閉校を前に、地元の漁業や歴史、校舎の利活用など5つのテーマで課題研究を行っている。23日には中間発表を実施、生徒たちは高校の歴史を継承し、今後の地域振興につなげるよう、11月19日の最終プレゼンテーションに向けて準備を進めている。

 昨年6月、開校60周年の記念事業で東日本大震災の被災地を訪れた後、戸井地区の幼稚園や小・中学校で報告会を開いた。仲見孝仁教頭は「発表した生徒に自信がついた」と話し、最後の1年間にできることとして、全員に自信を付けさせようと課題研究を開始した。

 テーマは、生徒へのアンケートを基に○1戸井の地名と歴史○2恵山・椴法華の漁業○3校舎跡地の利活用○4地元の食材を使ったレシピ○5大間原発—に設定。3月から関係団体へのヒアリングや調べ学習を行ってきた。

 中間発表で校舎の利活用が題材のグループは、4つの案を提示した。20日の意見広聴会で工藤寿樹市長から助言を受けており、今後はIT(情報技術)企業の誘致、スポーツや音楽合宿の拠点などしての利用に絞って提案を検討する。来月4日には再度、工藤市長との意見交換も行う。

 宇美満未子さん(17)と播間美咲さん(同)は「2つの案を軸に、すぐに実行できそうな活用策も考えていきたい」と話していた。

 来月の最終プレゼンでは5グループの中から、12月の閉校式で発表する上位2グループ程度を選ぶ。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです