児童福祉に521万円寄付 昨年解散函館助産師会が市に

update 2014/9/3 10:23


 昨年11月に解散した函館助産師会の代表清算人の青島チヨさん(91)が2日、市役所を訪れ、清算後の財産521万2165円を児童福祉事業に役立ててほしいと市に寄付した。市は来年度予算の児童館整備にかかわる事業費に充てる方針。

 同会の前身組織は1917(大正6)年に設立し、65年に社団法人化。68年に「愛育助産所」(梁川町)を開設し、2007年に嘱託医師が亡くなるまで、助産施設として利用された。09年に施設を廃止した後、法人としての役割を終えたとして、解散を決め、建物の売却など財産を清算。児童福祉向上につなげてほしいと寄付を決めた。

 青島さんは看護師を経て52年から助産師を務めた。「お産の始まりからお母さんをこと細かに観察、指導するのが助産師の務め」と話し、これまでに5000人を超える出産に携わったという。法人解散について「残念ですが、少子高齢化は時の流れで致し方のないこと」とした。

 市長室で青島さんに感謝状を手渡した工藤寿樹市長は多額の寄付に感謝するとともに「昨年は1700人しか子どもが生まれず、少子化は厳しい。来年度は子育てや少子化対策に力を入れたい」と述べた。

提供 - 函館新聞社

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