淡い光 ホタル見ごろ 見晴公園で31日まで観賞会

update 2014/7/25 10:00


 幻想的な夏の夜を楽しもう―。函館ホタルの会(工藤恵美会長)は、函館市見晴町の見晴公園でホタルの観賞会を開いている。公園内では約1000匹のホタルが広範囲に飛んでおり、同会では「今が見ごろ」と来場を呼び掛けている。31日まで。

 同会は1991年に発足。最初の10年間は公園内の池や小川にヘイケホタルの幼虫を放流し、人工飼育する活動を続け、観賞もホタルをかごに入れて見せる方法で行っていた。その後、自生に成功し、例年の観賞会には延べ3000人が訪れている。

 今年は「幼虫が水からはい上がるペースが例年より早い」(工藤会長)といい、25日からを予定していた観賞会も18日から前倒しして開いている。午後7時半からが見ごろで、同会会員がホタルの生態などを解説している。観賞は自由だが、殺虫剤や虫よけスプレーなどは禁止。長袖シャツを着て、うちわを持参するとよい。

 31日までの期間中、会員3人が交代でガイド役を務める。工藤会長は「街の中ですぐにホタルを見られる場所は国内でも多くはない。広範囲で飛んでいるのが見られるので、ぜひ観賞を」と話している。問い合わせは工藤会長(TEL090・3397・9662)へ。

提供 - 函館新聞社

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