ふるさと納税 過去最高1497万円

update 2014/6/2 10:10


 昨年度、函館市に寄せられた「ふるさと納税制度」の寄付金は151件、1497万6000円だった。制度が始まった2008年度以来件数、金額とも過去最高となり、初めて1000万円を突破した。一人で700万円を寄せるなど、大口の寄付者が例年より多く、景気回復などを背景に寄付者が増えたとみられる。

 ふるさと納税は地方税法改正に伴い、08年度から実施。好きな自治体に5000円以上を寄付すると、現在住んでいる市町村の住民税、所得税から寄付額が控除される。これまでの最高額は12年度の529万円だった。

 昨年度は100万円以上の大口寄付者が4件あり、いずれも東京在住者。700万円はIT企業経営者が寄せた。

 市全体を応援する目的で寄せられたのが972万円。活用方法を指定した中では、福祉の推進に264万円寄付され、2015年度の子ども・子育て支援法施行に合わせた事業計画や、子育てに関する情報を一元管理する「すくすく手帳」の発行経費に充てた。

 観光や商工業の振興目的にも149万円寄せられ、元気いっぱい商店街支援事業に活用。人材育成や生涯学習の推進には56万円が寄付され、児童が放課後、自主的に勉強できる「アフタースクール」の開設経費に充当している。

 市は寄付者に対してお礼文を送り、寄付の継続を呼びかけるとともに記念品を贈呈。12年度からは寄付金額に応じて函館産の海の幸をプレゼントしており、中でも100万円以上の寄付者には1万円相当の海産物を贈っている。

 PRリーフレットは市内観光スポットのほか、高校の同窓会組織や東京都内のコンビニに開設しているアンテナショップなどで配布しており、市財務部は「今後も地道な活動を継続していきたい」(管理課)としている。

提供 - 函館新聞社

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