型枠大工養成科を新設へ 函館高等技専

update 2014/4/18 09:50


 道立函館高等技術専門学院(水野司学院長)は本年度、一般求職者を対象とした型枠大工養成科を新設する。建設現場での職人不足に対応、初心者が基礎知識を習得して働くための足がかりとしてもらう。受講生(定員6人)を24日まで募集している。

 型枠大工はコンクリートを流し込むための枠を作る。北海道型枠工事業協同組合函館支部(小林伊佐夫支部長、8社)によると、道南での型枠大工人数は現在300人弱とピーク時より200人以上も減ったという。職人の高齢化に加え、北海道新幹線工事を含め仕事量が増えたためで「道南は人材の確保がより厳しい状況」(同学院)としている。

 訓練は同支部に委託し、受講無料。5月12日〜7月11日の2カ月間にわたって、学科と実技計240時間を受ける。学科では型枠施工法や図面の見方、実技では測量や型枠工事実習などの教科がある。取得資格はなく、コンクリート躯体施工業への就職を想定している。一人前になるには4、5年の期間が必要とされる。

 道内の他高等技専でも同様の動きがある。帯広が本年度から訓練をスタート、釧路も受講生を募集中。函館は書類選考により合格者を決める。

 小林さん(70)は「大変ありがたい。型枠大工の認知度が高まってくれればうれしい」と話す。問い合わせは同学院(TEL0138・47・1121)へ。

提供 - 函館新聞社

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