旧グルメシティ解体着手、安全祈願祭

update 2014/4/9 10:13


 2009年5月の閉店以来、空きビルとなっていた函館市本町の旧グルメシティ五稜郭店の解体工事が今月中旬から本格化する。8日に関係者による工事の安全祈願祭が同ビルで執り行われた。10月末には解体が終わり、2016年12月には地上19階建てのマンション併設の商業ビルとして生まれ変わる予定だ。

 旧ビルは地上7階、地下1階で、地場スーパー「ホリタ」の中核店舗として1970年に開業。ダイエー、グルメシティと店名を変え、09年に閉店した。

 市中心市街地活性化基本計画で本町地区の中心事業「優良建築物等整備事業」として、再開発が盛り込まれ、昨年1月に設立した特別目的会社「SPC函館本町開発」(布村隆二社長)が土地、建物を取得し、準備を進めてきた。

 新たなビルは地上19階、地下1階で高さは60数bとなる見込みで、市内で最も高い複合ビルとなる。4階以下に商業施設が入居し、5階以上はダイワハウスが手がける分譲マンションとなる。また、市は4階部分を取得し、文化芸術活動や起業家育成の拠点施設「市民交流プラザ」を整備する。

 現在、外壁の落下を防ぐ工事を先行して進め、今月中旬から工事が本格化し、10月末に完了を予定。引き続き、新ビルの建設に入る。総事業費は約46億円を見込み、市は事業費の補助金として2億2860万円を本年度予算に計上している。

 安全祈願祭には事業者や市の関係者24人が出席。布村社長は「函館のためになる新たなビルをつくるためにも、解体工事が安全のうちに終わることを第一に願っている」と話した。

提供 - 函館新聞社

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