道南と南桧山の医療連携協 ネットワークシステム共有化

update 2014/2/28 09:48


 道南地域医療連携協議会(長谷川正理事長、91施設)と南桧山医療連携システム運営協議会(寺井紀雄会長、11施設)の医療ネットワークシステムが3月1日からつながる。桧山管内から函館の病院を受診する患者が多いことから、情報を共有して迅速で効率的な医療を提供する狙い。

 27日、市立函館病院で締結式があり、長谷川理事長と寺井会長が協定書に署名し、握手を交わした。協議会同士の連携は全国で2例目。

 両協議会は、医療連携ネットワークシステム「ID―Link」を利用。エスイーシー(函館市末広町)が開発し、同意した患者のカルテや検査画像などの情報をインターネット回線を通じ、ネットワークに加入する医療機関が開示、閲覧できるシステム。昨年末現在の登録患者数は「道南―」が延べ1万5005人、「南桧山―」が同7207人だが、これまでシステムは別々の運用だった。

 両協議会によると、医療機関が集約する函館市内には、桧山に住む多くの患者が訪れており、医療ので情報共有が進めば、重複した薬の処方や検査を防ぐことができ、迅速で効率的な医療につながるという。 寺井会長は「南桧山に住む患者の皆さんに、より安全で適切な医療を提供するための大きな力になるとともに、医療関係者相互の交流の機会にもなる」と期待。長谷川理事長は「来年度中に予定している道南圏でのドクターヘリの運航に向け、病院間の救急搬送にも大いに役立つ」と話した。

提供 - 函館新聞社

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