福祉コミュニティエリア構想 素案策定へ準備進む

update 2014/1/15 10:15


 函館市が日吉4丁目団地跡地に計画し、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどを配する「福祉コミュニティエリア構想」の検討が大詰めを迎えている。今月中に市営住宅の解体を終え、2月下旬に基本的な考え方を策定する方向で、準備を進めている。

 同構想は工藤寿樹市長が政策に掲げ、旧函館北高校グラウンド横の団地跡地に子どもからお年寄り、障害者が安心して暮らせるよう、介護、福祉施設などを集中的に整備。周辺には退職者や福祉関係者向けの戸建て住宅や集合住宅を配置する。

 計画地の面積は約6万平方b。デイサービスセンターやショートステイ、サービス付き高齢者住宅などでは、民間の活力やアイデアを取り入れた整備手法を検討。市保健福祉部には、道内外の医療、介護、建設などの事業者10件から問い合わせが寄せられている。

 団地解体は、約1億5千万円をかけて今月中にも終了する見通し。市は福祉関係団体などの意見を聞いた上で、2月下旬に計画素案を策定し、2014年度に整備基本構想を策定する。15年度には福祉コミュニティエリア開発事業者の公募・選定、16年度の工事着手を予定している。

 市保健福祉部は「1つの事業所がエリアを一体的に管理するのが理想だが、具体的には未定。周辺には学校などがあり、函館新外環状道路の日吉インターチェンジも予定され、交通アクセスに優れた地域になる。事業者の自由な発想を期待している」とする。

提供 - 函館新聞社

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