日商興産、太陽光発電稼働 売電開始

update 2013/9/19 10:11


 マンション開発などを手がける日商興産(函館市鍛治2、山下清司社長)が旧古武井小学校敷地(市内高岱町)で進めていた太陽光発電施設が完成し、北海道電力への売電を開始した。今月3日から17日までの発電量は約2万3000キロワット時で、同社は「ほぼ予定通りで順調」とする。今後、自社が手がける物件で太陽光発電などの活用提案を進めたい考えで、稼働データや運用のノウハウの蓄積を進める。

 旧古武井小跡地は市が太陽光発電事業候補地とした遊休市有地の1カ所。市と20年間、有償賃借する契約を7月に結び、旧グラウンド3000平方メートルに発電施設の整備を進めてきた。

 太陽光パネルは、外資系のパネルメーカー「カナディアン・ソーラー・ジャパン」(本社・東京)の製品を使用。設備容量683キロワット時で、2856枚のパネルを並べた。年間発電量は75万2548キロワット時を想定し、最も多い5月で約8万2000キロワット時、最も少ない12月で約3万9000キロワット時を見込む。

 10月にはリアルタイムで発電状況を管理できるシステムも稼働。今後、自社が手がける物件で効率の良い発電システムなどの展開を検討しており、降雪期のデータや保守作業の状況など、運用に必要なデータを蓄積する。

 山下社長(60)は「技術開発が進み、将来性がある分野。太陽光だけではなく他のエネルギーとの組み合わせを考え、マンションオーナーや入居者に、函館オリジナルの提案をしていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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