万代町商興会、かわら版設置

update 2013/9/5 10:03


 函館市の万代町商興会(北村千尋会長)が4日、かつて万年橋があった万代町11(函館マネキン敷地内)に文字と写真で史実を伝える「かわら版」を設置した。同橋を中心とする旧亀田村のにぎわいを表現し、同会は「歴史を通じて函館観光に貢献したい」と意気込んでいる。

 旧亀田村(万年橋界隈(かいわい))の歴史を考える会の中川洲平会長(80)と、中嶋肇副会長(80)が中心となって付近の歴史を調査した。

 看板には、同橋が1804(文化元)年、箱館奉行所が造った亀田川に架かる長さ23・4メートル、幅3・6メートルと明記。松前へと続く福山街道(現国道228号)があり、殿様も頻繁に通った「殿様街道」の出発点とし、古くから交通の要所として発達してきたことを知らせている。写真(北大附属図書館所蔵)は幕末〜明治期に函館で活躍した写真師、田本研造が1872(明治5)年に撮影した同橋周辺の様子を張った。

 看板は90センチ×150センチのアルミ複合板。北村さん(71)は「観光客が見に来て、昔のにぎわいを取り戻すことができればうれしい」と期待。同会はペリー艦隊が万代町沖に停泊したことから、昨年5月に同町19の巴大橋降り口左に歴史看板を設置。中川さんは同所に「海のペリー黒船小公園(仮称)と記念碑建立を実現したい」と夢を描いている。

提供 - 函館新聞社


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