市函の斎藤さん 全国高文連・書道で文科相賞

update 2013/8/22 10:44


 市立函館高校3年生で書道部部長の斎藤真衣さん(17)が、第37回全国高校総合文化祭書道部門で、最優秀賞にあたる文部科学大臣賞を受賞した。全国の代表者314人の作品の中から、最優秀賞は1作品のみ。斎藤さんは「部員や先生、家族の支えがあったからこそ取れた賞。感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を見せている。

 作品は詩人・木津川昭夫の詩で「大白鳥」と題した、近代詩文書。北海道の風景をテーマにした詩集を読んだのをきっかけに、昨年12月ごろから構想。制作時期が冬だったため、北海道の冬の厳しさやその美しさを表現しようと、縦180センチ、横90センチの大型紙面に書いた。「翼よ」と大きく書かれた文字が目を引き、「迫力のある立体的な作品」と審査員から講評された。

 冬休みや春休み、放課後などに顧問の鈴木孝徳教諭からアドバイスを受けながら練習。「2年連続で先輩たちが全国に進み、プレッシャーもあった。3月末の締め切りまでに書けるか不安もあった」と振り返る。

 1、2日に長崎県で開かれた総文祭では名前を呼ばれても最初は実感なかったといい、「表彰壇を下りてから、すごい賞なんだと思い、うれしくなった」と笑顔で話す。鈴木教諭は「精根尽くして頑張った結果が、この賞につながった。よくやった」とたたえる。

 今回は全道から1800人が参加し、道大会で選ばれた15人が全国に出品。全国大会では奨励賞が11人、特別賞が40人に与えられた。本年度から奨励賞の中から、文部科学大臣賞1人と文化庁長官賞2人が選ばれた。

提供 - 函館新聞社


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