大雨で列車運休続く

update 2013/7/29 10:05


 JR北海道は27日から続く胆振方面の大雨の影響で28日、室蘭線の苫小牧−長万部間、東室蘭−室蘭間上下線の列車の運転を終日見合わせた。函館−札幌間では、特急スーパー北斗と臨時特急北斗の特急列車16本などを運休、同線を走る寝台特急や普通列車を含む136本の運転を見合わせ、計約1万5000人に影響した。

 函館駅では午前、切符の払い戻しを求める多くの観光客らが窓口に列をつくった。札幌市の会社員小松紗恵子さん(37)は「他の交通機関に乗り換えようと思ったが、バスもレンタカーも予約でいっぱい。帰る手段がない」とため息をついた。

 同駅構内では昨日に続き、帰宅困難な乗客を対象に「列車ホテル」14両を開放。午後9時ごろから利用客が乗り込み宿泊した。釧路市の会社員、中澤遥介さん(18)は「親の影響でずっと好きだったGLAYのライブに来られてとてもうれしかったが、帰れなくて困っている。29日には特急が動くことを願う。ホテルも満室で取れなかったので、列車ホテルに泊まるしかない」と話していた。

 市は27日から28日にかけて、「列車ホテル」に乗車できなかった乗客12人を市役所と弥生小学校で受け入れ、28日から29日にかけても受け入れる予定。また、同駅からは午後11時半、倶知安、小樽を経由して札幌へ向かう団体専用の臨時列車1本が出発した。

 29日は始発から通常通り運転を再開する見込み。

提供 - 函館新聞社


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