小笠原金悦さん死去、テーオー創業者、本紙初代社長

update 2013/6/25 10:23


 木材・流通大手、テーオー小笠原の創業者で、函館新聞社の初代社長、函館商工会議所副会頭などを務めた小笠原金悦(おがさわら・きんえつ)さんが23日夜、死去した。86歳。

 23日昼、市内で散歩中に転倒し、病院に運ばれたが、頭を強く打っており、午後9時41分、脳挫傷のため亡くなった。

 夜・葬儀は家族と関係者で執り行う。喪主は長男でテーオー小笠原代表取締役社長、小笠原康正(やすまさ)さん。テーオー主催の「お別れ会」を7月18日午後1時から、函館市大森町16の9、ホテル函館ロイヤルで開く。

 金悦さんは1926年、函館市生まれ。庁立函館商業学校(現函館商業高校)卒。弟の孝(たかし)さんらと50年、テーオー小笠原の前身となる燃料店「小笠原商店」を興し、55年に株式会社化。75年にテーオー小笠原に商号を変更し、木材、デパートなどの流通、住宅分野で業績を伸ばした。91年には株式を店頭公開し、ジャスダックに上場。97年5月期に売り上げ492億円を記録した。社長、会長、名誉会長を歴任。

 95年、十勝毎日新聞社と共同で函館新聞社を設立。代表取締役社長に就任し97年1月1日、創刊した。98年6月から取締役会長。

 公職では函館木材協会会長、函館地方法人会会長、日本フローリング工業会理事などを歴任。91年から2001年まで函館商工会議所副会頭を務めた。07年に日本赤十字社寄付で紺綬褒章、08年に自衛隊員募集の功績で藍綬褒章を受けた。

提供 - 函館新聞社


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