クリーンエネルギー 森町を発信拠点に

update 2013/5/30 10:43


 【森】衣料品小売業の岩島商店(岩島隆幸社長)は29日、町姫川に計画を進めている町内初の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設工事安全を願い、地鎮祭を執り行った。

 この日は関係者約30人が出席。岩島社長(61)は「森町は少雪、少雨である上、気温が安定し、日照率も良い場所であることを利用し、クリーンエネルギーの発信拠点として(建設に)着手した」と意気込みを語った。

 建設予定地ではすでに敷地の造成工事が始まっており、10月の完成・運用開始を目指す。投資額は約3億6000万円。3840枚のパネルを設置し、出力は約1000キロワットとなる。発電量は一般家庭の333世帯分に相当し、全量を北海道電力に販売する。施設の設計はNTTファシリティーズ(東京)、建設は日比谷総合設備(東京)が担当する。

 岩島社長は一昨年の東日本大震災をきっかけに自然エネルギーの重要性を再認識したといい、「(発電所の建設により)皆さんがクリーンエネルギーに関心を持ち、小規模でも太陽光発電を設置する契機となれば」と話している。

提供 - 函館新聞社


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