夜通しで祈りや聖歌 ハリストス正教会で復活大祭

update 2013/5/6 10:23


 ハリストス(キリスト)の復活を祝う「復活大祭」が4日深夜から5日未明にかけて、函館ハリストス正教会(函館市元町3、ニコライ・ドミートリエフ司祭)で執り行われた。信者ら約60人が参列し、聖堂で聖歌や祈りをささげた。

 復活祭はキリスト教の暦の中で、最も重要な祝いの日。十字架にかけられて死んだキリストが3日目に復活したことを記念する。同正教会では3日に「聖大金曜日」を開き、イースターエッグの卵染めなどを行った。4日は午前10時からの「聖大ワシリイの聖体礼儀」(奉神礼ほうしんれい)に続き、午後11時半から復活大祭に入った。

 聖堂で「夜半課」といわれる祈とうが始まった後、参列者は外に出て、独特の鐘の音が鳴り響く中、凱旋(がいせん)旗やキリストなど聖人を描いたイコン、十字架などの聖器物を掲げ、聖堂の周りを歩いた。今年は大型連休中となり、深夜にも関わらず通りかかかった観光客も見守った。室蘭市から訪れた会社員武藤尚志さん(51)は「身が引き締まり、良い思い出になった」と話していた。改行 鐘音が鳴り終わると再び聖堂内に入り、ニコライ司祭が復活を祝う言葉をささげた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです