遺愛女子高放送局、原発問題の取材に挑戦

update 2013/3/23 10:24


 遺愛女子高放送局(日野夏美局長、局員6人)が、原発をテーマにした作品づくりに打ち込んでいる。函館で盛んな大間原発(青森県大間町)の反対運動を受け、あえて硬派な社会問題に挑戦。局員たちは「賛否ではなく、事実を知って視野を広げたい」と意気込んでいる。

 同局は現在1、2年生6人で活動。2年生の日野さん(17)、副局長の三浦菜さん(17)、渡辺彩さん(17)、高橋雛乃さん(17)の4人が、第60回NHK杯全国高校放送コンテスト道南地区大会(高文連道南支部、NHK函館放送局主催)=5月25〜26日・函館西高=に向けて作品づくりに取り組む。4部門にエントリー、原発に関する作品はラジオドキュメント部門に出品予定。7分半以内でインタビューを入れるなどしてリアルな作品に仕上げていく。

 同部門は渡辺さんが中心となって取材を重ねている。2月7日のフォーラムでは、ゲストの歌手加藤登紀子さん、詩人アーサー・ビナードさんにインタビュー。今月10日の市民集会でも、吹雪の中で参加者約15人から声を集めた。

 これまでは原発問題に関心のある人たちのインタビューを集めており、今後はそうでない人たちの声も拾ってみたいという。

 渡辺さんは「取材するまで、大間のフルMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)など、知らないことがたくさんあった。作品が原発に関心を持ってもらうきっかけになれば。高校生らしい視点でまとめたい」と話す。顧問の相川宏泰教諭は「生徒たちは積極的。活動を応援したい」と見守っている。

提供 - 函館新聞社


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