小学校に巡回相談員 いじめや不登校対策で新年度配置

update 2013/2/24 11:28


函館市教委は新年度、いじめや不登校対策として、子どもたちや保護者にカウンセリングする巡回相談員1人を、市立小学校に配置する。臨床心理士ら心理相談の専門家に業務を委嘱し、子どもの心のケア全般に対応できるようにする。

 同様の業務は主に中学校を訪問しているスクールカウンセラー(SC)も担うが、全国で相次ぐいじめなどの社会問題を受け、市が有償で独自に配置。新年度予算案には147万円(前年度比100万円増)を計上している。

 相談員は、教育現場や市教委の要請に応じて主に小学校へ訪問、年間日数は授業がある191日を想定している。いじめや不登校などの未然防止に加え、いじめ体験がある子どもへのアフターケア、教員や保護者への適切なアドバイスにも期待がかかる。各校には生徒指導などの助言で指導主事が巡回しているが、その役割をより強化する狙いもある。

 市教委教育指導課の永井貴之課長は「SC同様、教員でも友人でも家族でもない第三者の存在は子どもに安心感を与える。相談員配置は現場で機能するはず」と強調。「一人で全ての学校を巡回するのは困難で、実情に応じて増員も考えられる。人選も含め、巡回の在り方をしっかり検討していく」と話している。

提供 - 函館新聞社


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