伝統の舞 優美に…松前神楽合同公演

update 2012/10/29 10:23


 【福島】数百年にわたって伝承されてきた道南の神事で、道無形民俗文化財に指定されている「松前神楽」の合同公演(松前神楽北海道連合保存会主催)が28日、町福祉センターで開かれた。町内では初開催とあり、優美な伝統の舞を鑑賞できる貴重な機会を楽しもうと約200人が来場。舞い手の勇壮な姿に目を奪われていた。

 松前神楽を国の無形民俗文化財指定を目指そうと、4ブロック(函館、松前、福島、小樽)で組織される同保存会が2年に1回、持ち回りで開催し、今回で6回目。この日は約40人の舞い手が参加し、33座あるうちの16座を奏上した。

 福島町松前神楽保存会の常磐井武典会長(福島大神宮宮司)が「魅力ある伝統芸能に触れていただきたい」とあいさつ。すべての舞の意味が説明され、馬術法を表したたリズミカルな舞い「荒馬舞」、松前藩の天下泰平を祈願する「四箇散米舞」、福禄寿が備わっためでたい「翁舞」などが披露された。

 1座終わるごとに観客は「ようそろう」という掛け声とともに大きな拍手を送っていた。町内の主婦(74)は「舞い姿も素晴らしいが、衣装や小道具などの色使いも目を引いた」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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