橋桁の高さ不足 新幹線工事で設計ミス

update 2012/10/19 10:07


 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が北斗市開発で進めている北海道新幹線の橋りょう工事で、橋桁の高さが不足していることが18日、分かった。設計ミスが原因で、同機構では交差する道道を掘り下げる工事で対応する。2015年度の開業に影響は出ないという。

 工事ミスがあったのは、北斗市開発の道道大野大中山線をまたぐ開発架道橋。8月に行った現地測量で道路から橋げたまでの高さが不足していことが発覚した。橋桁の高さは、道路構造令で4b70以上と定められているが、実際は4b13aしかなく、約56a不足していた。

 同機構によると、道路を管理する道が2007年に補修工事を行った際、道路面が約60a上昇したが、設計段階で上昇分を反映させなかったことが原因という。

 高架橋を取り壊して付け替えた場合、工事期間が大幅に延びるため、同機構は15年度の開業に影響が出ると判断。道と協議して道路を掘り下げる工事を選択した。来年春に道路を掘り下げる工事を行う。同機構によると、他の高架橋の橋げたの高さは全て問題ないことを確認している。

 現在、問題の地点では、トラックを含む一般車両の通行に支障はないという。19日夜に付近住民を対象にした説明会を開き、住民に今後の方針を説明し、工事への理解を求める。

 同機構北海道新幹線建設局は「今回のミスは重く受け止めている。地域の方に迷惑をかけることになり、大変申し訳ない」と陳謝している。

提供 - 函館新聞社


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