太陽光発電 助成が好調…函館市

update 2012/9/7 10:03


 函館市が4月から募集している住宅用太陽光発電システム設置費の助成制度の申請が好調だ。6日現在で75件に達し、前年の72件を上回った。最終的には当初予算の100件分を超える見込みで、市工業振興課は「市民の自然エネルギーへの関心が高まっている」とみて、予算の追加補正も検討している。

 市は昨年度、工藤寿樹市長の政策予算として6年ぶりに助成制度を復活。昨年9〜12月に希望者を募ったところ、当初予算の2倍を超える73件(申請後に1件取り下げ)の申し込みがあり、助成額は追加補正分を含め約1500万円に上った。

 助成額は昨年度と同様に、出力1キロワットあたり7万円、最大3キロワット・21万円。1件あたり3キロワットとして、100件分相当の2100万円を予算計上した。受け付けは12月下旬までだが、月平均で15件の申し込みがあり、同課は「このままのペースでは最終的に130〜140件になるのでは」とみる。

 75件の内訳は、新規住宅が44件(前年度比15件増)、既存住宅が31件(同12件減)で、平均出力は1件あたり約3・78キロワット。同課によると、ハウスメーカーや電気工事業者の代理申請が大半で、「今年は昨年にはなかった住宅メーカーからの申請もある」という。

 また、設置費用の平均総額は1キロワットあたり約50万円で、前年よりも5万円下がり、設備の低価格化も普及の呼び水になっているとみられる。市は今後、想定件数を上回った場合も補正予算などで全件対応する考えで、同課は「額や件数は別にして、助成制度は継続していきたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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