節電計画 渡島前向き 4市町が決定済み

update 2012/6/24 10:58


 今夏、道内での「2010年夏比7%以上の節電」に対応し、渡島管内11市町のうち、4市町が節電計画を既に策定したほか、4市町が策定中、3町が策定の有無を検討していることが、函館新聞の取材で分かった。策定しない市町はなく、目標達成に向け前向きな意識が感じられる。ただ、節電努力には限界も見えていて、どの程度上積みできるか未知数な部分もある。

 策定したのは北斗市(今月8日)、松前町(同5日)、福島町(同1日)、八雲町(同18日)。福島町はいち早く1日から計画に基づく行動を始め、9月30日までのロングランを実行。計画には、いずれの市町も「10年7〜9月の使用最大電力に対し、7%以上の削減を目指して取り組む」とする数値目標を盛り込んだ。八雲町では照明で3〜5%、OA機器・その他の機器で2%程度と、より踏み込んだ削減目標も設定した。

 策定中なのは函館市、知内町、木古内町、鹿部町。函館市は週明けに公表し、知内町も週内に決める。木古内町も取りまとめ作業を急ぐ。

 策定の有無を検討中は七飯、森、長万部の3町。七飯町は「省エネや節電の取り組みがさらに上積みできるか、各部署、出先機関も含めて確認作業を進めている段階。具体的な内容が出てくれば、実効性のある計画を策定したい」(政策推進課)とする。森町は「道の『集中対策』を案として検討中」(商工労働観光課)、長万部町は「関係部署と何ができるか協議している」(産業振興課)と説明する。

 道内での節電要請期間は、7月23日〜9月7日の平日午前9時〜午後8時(8月13〜15日を除く)。9月10〜14日の午後5時〜同8時。猛暑だった10年の最大需要に比べ7・3%の不足が生じる見通し。

提供 - 函館新聞社


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