公用自転車 本年度も活用

update 2012/4/17 12:21


 函館市は2009年度から導入した公用自転車に一定の利用があることを受け、本年度も活用を継続する。昨年度の乗車距離は5台導入している本庁舎で約1600キロと、導入当初の約75%に落ち着いているが、市は「環境面などを意識してほしい」とし、今後も職員に対して積極的な活用を求める考え。

 自転車は公用車使用の抑制とともに、二酸化炭素(CO2)の削減に役立つとして09年度に導入。施設拠点から半径2キロ以内で外勤する場合に活用している。市環境部がリサイクルした自転車を使っており、導入費が安く抑えられることも利点の一つだ。

 自転車はメーター付きで、降雪がない4〜10月に利用される。昨年度は8月が274キロと最も多く、7月が270キロ、6月も265キロと、夏場を中心にまんべんなく使われている。

市総務課によると、生活保護世帯に対する支援業務を行う保健福祉部(旧福祉部)や納税業務を扱う財務部が頻繁に利用。駐車場が少ない駅前・大門地区への外勤や函館商工会議所への移動に使われるケースが多く、同課は「駐車スペースの心配がない上、生活支援の場合では匿名性がある」とメリットを説明する。 初年度に2149キロだった乗車距離は、10年度に1305キロと大幅に落ち込んだが、昨年度は再び活用が進んでいる形。09、10年度の2カ年で本庁舎以外にも湯川、亀田支所や企業局、市立函館保健所などで導入されており、同課は「量こそ少ないが、ガソリン消費の抑制につながっている。CO2削減に貢献する意識付けにつながれば」と話している。

提供 - 函館新聞社


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