工事の安全、早期完成祈る…道央道の森―大沼公園間

update 2012/4/12 13:15


 【森】本年度に開通する道央自動車道(道央道)の森IC(インターチェンジ、森町森川)―大沼公園IC(同町赤井川)間9・7キロの舗装工事開始を前に、アスファルトプラントを稼働させる「火入れ式」が11日、赤井川の大沼舗装工事プラント敷地内で行われた。ネクスコ東日本函館工事事務所(渡辺将之所長)は開通時期について「まだめどが立っておらず、夏ごろには公表できる」としている。

 式には約90人が出席。神事が行われ、工事の安全と一日も早い開通を願った。佐藤克男森町長や高橋敏彦函館開建部長、中西猛雄渡島総合振興局長ら7人が点火スイッチを押すと、バーナーに火がつき、プラントが稼働した。

 プラント主要部は高さ30メートルで、一日に1000〜1400トンを製造。同区間全体でアスファルト6万トンを使う。

 佐藤町長は「町としては、この道路が出来上がるのを待っている。この秋には完成という話をうかがっており、安全第一で事故のない工事を進めてほしい」と期待を込めた。同社北海道支社の大谷隆司副支社長が「舗装工事が動き出し、開通に向けて大きな一歩だ。高品質な高速道路を一日も早く開通させたい」と決意を述べた。

 同事務所によると、同区間は暫定二車線が5・8キロ、四車線区間が3・9キロ。橋梁(きょうりょう)が5本(延長約400メートル)あり、構造物比率は3・9%。舗装材料として噴火湾産ホタテ貝殻粉末約700トンを、アスファルト3層(表層、基層、アスベース)のうち、すべてのアスベースに使うほか、ネクスコ東日本では初めて表層と基層にも一部試験施工。また、全国の高速道路で初めてワイヤロープ式防護柵を採用する。

 大沼公園ICまで完成すると、同事務所担当区間(八雲IC―大沼公園IC間)すべてが完了。大沼公園IC―七飯IC(仮称)間10キロは、函館開建が新直轄方式(通行無料)で建設する予定だ。

提供 - 函館新聞社


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