メサイア合唱団「第九」高らかに

update 2011/12/30 10:39


 函館市駒場町のカトリック湯川教会で29日、ベートーベンの交響曲「第9番」の演奏会が行われた。函館メサイア合唱団の団員ら約50人が、未来への希望を旋律に乗せて、聖堂に歓喜の歌声を響かせた。

 函館の音楽と歴史を考える会、同教会音楽委員会の主催。今回の「第九」は、函館の作曲家作道幸枝さんが第4楽章をピアノとオルガン用に編曲したもの。両団体の中心メンバーである声楽家の徳永ふさ子さんが指揮を務めた。

 出演者は、人間愛や人類の力を賛美する大曲に感情を込め、力強いハーモニーを披露。有名な「歓喜の歌」を高揚感たっぷりに歌い上げ、来場者100人を魅了した。1年の締めくくりにふさわしい演奏会に、盛大な拍手が送られていた。

 この日は、縄文時代に鳴り響いていたとされる音も研究している徳永さんが、土笛や縄文太鼓などの「楽器」を紹介したほか、合唱団は作道さん作曲の「縄文三曲」も演奏した。

 函館深堀中2年の佐々木理人君(14)は「『第九』にはエネルギーをもらった。自分も一緒に歌いたくなりました」と笑顔で話していた。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです